Azure VM 3

azure

Azure VMの冗長性の考え方について書く

Azure Virtual Machines の可用性オプション - Azure Virtual Machines
Azure で仮想マシンを実行するための可用性オプションについて説明します。
可用性ゾーンを使用したソリューションの構築 - Azure Architecture Center
データセンターの障害から守る高可用性 (HA) 向けのソフトウェアおよびネットワーク ソリューションである Azure 可用性ゾーン コンストラクトについて説明します。

1、プレミアムストレージ以上(単一のVM)
一番左側の単一のVMはVMwareの世界からみるとvSphereHA的なやつ
物理障害時に別ホストで起動

Azure VM のシステム再起動について - Virtual Machines
VM の再起動を引き起こす可能性があるイベントを一覧表示します。

用語的には自動復旧というらしい 通常15分以内に復旧 HAだと5分ぐらいといってるけどまあ共用だしVMの数も多いしということかもしれない

ディスクの種類によってSLAが違うので注意
Standard HDD SLA 95%
Standard SSD  SLA 99.5%
Premium/Ultra SSD 99.9%

https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/sla/virtual-machines/v1_9/

2、可用性セット

Azure Virtual Machines の可用性オプション - Azure Virtual Machines
Azure で仮想マシンを実行するための可用性オプションについて説明します。

これはDRSアフィニティルール的なやつで複数VMを別ホストで配置するようなやつ
VM の論理グループを可用性セットというらしい

ラックレベルでの障害対策で下記の2つを意識して配置される

・障害ドメイン
単一障害点、電源やSW等を共有するグループ
ラック単位で0、1、2という感じで分けられて配置されるってことか
かなり大規模じゃない限りホストわけてDRSのルールを入れてるお客さんいない気がするなぁ・・・

・更新ドメイン
メンテナンス時に同時に再起動されるホストグループ
異なるドメインに所属していれば仮想マシンは同時にメンテナンスされない

物理ホストのアップデート時に同時にアップデートされないことを保証するためにあるようだ

VMwareの世界だと基本は1ホストずつがベースでホストが大量にある場合メンテナンスモードで
同時にやったりするのでそれを自動でやるためにこういう風に管理されてるのね

障害ドメイン(FD)と更新ドメイン(UD)でわかりやすい図がMSコミュニティにあった

注意点としては可用性セットはVM作成時のみらしく
作成後に実装しようとすると不可能ではないが工夫が必要らしい
たとえば、ディスクのみバックアップからリストアしてVM新規作成するとか、ディスクを残したままVMを削除して新規作成とか・・・
VMwareだとこのあたりは関係なく後々DRS設定できるよね

3、可用性ゾーン
DCレベルでの障害対策、日本だと現状東日本のみ
これは勘違いしがちなのだがサブスクリプションでゾーン場所は一致してないらしい
例えばAユーザのゾーン1とBユーザのゾーン1は違う場所らしい

Azure リージョンと可用性ゾーンとは
リージョンと可用性ゾーンと、それらが信頼性を実現するためにどのように機能するのかについて説明します

まじかー知らんかったな・・

また、ゾーン間で配置するとレイテンシの影響があるのでHANAやHPC等のシステムは
ゾーンを固めて配置するという考えが一般的らしい

これはVMwareの世界だと難しいがvSANストレッチクラスタ的なやつが一番近いかも!?
それか、となりの建屋とストレージレプリケーションしてるような感じ
VMwareの世界だとほんとほぼない気がする。。。

Azure Virtual Machines の可用性オプション - Azure Virtual Machines
Azure で仮想マシンを実行するための可用性オプションについて説明します。

1 つのデータセンターで障害が発生してもアプリケーションとデータを保護することができます。 1 つのゾーンが侵害された場合、レプリケートされたアプリとデータが別のゾーンですぐに利用可能になります。

SRMやVRやストレージレベルでの非同期レプリケーションが主なのでこれはすごいな。。。
まあDC障害ってのがめったに起きないけど・・・

・近接配置グループ(PPG)
これはゾーンを固定したとしても将来的には同じゾーンでも複数DCにまたがる可能性があるため
可能な限り近くに配置して低レイテンシを実現するための設定のようだ

VM を単一リージョンに配置すると、インスタンス間の物理的な距離が短縮されます。 また、単一可用性ゾーンに配置した場合も、それらの物理的な位置は近くなります。 ただし、Azure の占有領域が拡大するにつれ、単一可用性ゾーンが複数の物理的なデータ センターにまたがる可能性があるため、ネットワーク待ち時間がアプリケーションに影響を与えることがあります。

各 VM をできるだけ近くに配置して、可能性のある最も短い待ち時間を実現するには、それらを近接通信配置グループ内にデプロイするようにしてください。

近接配置グループ - Azure Virtual Machines
Azure での近接配置グループの使用について説明します。

・PPGリファレンスアーキテクチャ

SAP アプリケーションを使用した最適なネットワーク待機時間の構成オプション
最適なネットワーク待機時間を実現するための SAP デプロイ シナリオについて説明します

非推奨の構成もあるのでこのへんは注意か・・

SAP アプリケーションを使用した最適なネットワーク待機時間の構成オプション
最適なネットワーク待機時間を実現するための SAP デプロイ シナリオについて説明します

・ピン留め
これはリソースを特定のDCへ固定することができるらしいのだが公式DOCにはほとんど記述がない・・・

https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/disaster-recovery-of-zone-pinned-azure-virtual-machines-to-another-region/

・HAクラスタ
Azureでも共有ディスクの機能があるためオンプレでやっていたような
HA構成、VMwareでやるようなMSFCとかできるらしい

VM 間で Azure マネージド ディスクを共有する - Azure Virtual Machines
複数の Linux VM 間で Azure マネージド ディスクを共有する方法について説明します。

・Clusterpro NECさんのページ

Azure環境におけるCLUSTERPRO Xの定番構成をまとめました
CLUSTERPRO Xを使用してMicrosoft AzureでHAクラスターを構築する際の定番構成とHAクラスター構成の選択方法をまとめてみました。

・lifekeeper/datakeeper WSFC等 SIOSさんのページ

Azureでの高可用性をHAクラスターで実現する方法|ユースケース|サイオステクノロジー株式会社
Microsoft Azure上でのHAクラスターの構築パターンとその特徴についてご紹介。商談事例集のダウンロードも。

SAPHANAが参考になるかも

Azure VM 上の SAP HANA の可用性 - 概要
Azure ネイティブ VM での SAP HANA の運用について説明します。

結構VMだけで深いな・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました